こんにちは、深井宣光です。
今日、4月29日は「昭和の日」。
戦争、焼け跡、焦土。
すべてを失った中から、
それでも未来を信じ、
命をつないできた人たちがいました。
彼らは、
どんな想いで瓦礫の街に立ったのでしょうか。
たったひとつ。
「もう一度、日本を立て直す」
その一心だったはずです。
なぜ、立ち上がれたのか。
なぜ、絶望の中にあっても、希望を捨てなかったのか。
それは──
和魂(わこん)、
日本人の誇りと、魂が、
確かに彼らの胸に生きていたからです。
でも、
私たちはいつの間にか、それを忘れてしまいました。
戦後の教育は、
和魂を、誇りを、
「恥じるべきもの」のように教えました。
自分の国を、
自分の祖先を、
自分自身を、
愛することすら、
どこか怖れてしまうような空気が、
私たちを静かに覆っていった。
気づけば、
私たちの国は、
静かに、そして確実に、
力を失いつつあります。
けれど──
私は、信じています。
たとえ小さな炎でも、
和魂は、
まだ私たち一人ひとりの胸に、残っていると。
ほんの少しでもいい。
心の奥に残っている、
あの日の誇りに、
今日、手を伸ばしてほしい。
あなたがその手を伸ばしたとき、
あなたの中の「日本人」としての誇りが、
きっと、静かに目を覚ます。
私は、
無名の才能たちと共に、
小さな灯を、ともしていきます。
それがどれほど小さくとも、
未来を照らす光になると信じているから。
今日という「昭和の日」に、
どうか、あなたも。
失われたものを嘆くのではなく、
眠っているものを呼び覚ますために、
静かに目を閉じてみてください。
そして、
また一緒に、歩き出しましょう。
あの日の誇りを、
未来へつなぐために。
深井宣光